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エコキュートから青い水が出てる?汚れの正体と掃除の仕方を解説

「エコキュートを設置してから、浴槽の中に青い汚れがつくようになって困っている」

 

エコキュートの新規設置もしくは本体交換を行った際に、上記のようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

お湯が青くなると「人体に害はないのか」と不安になるかもしれませんが、これから解説する青い汚れは健康に害を及ぼすものではありません。

 

この記事では浴槽に溜めたお湯が青く見える原因と、青い汚れが浴室内に付着した場合の掃除方法と青い汚れを発生させないための工夫などをご紹介します。

 

 

浴槽のお湯が青く見える場合に考えられる原因

浴槽のお湯に浮かぶアヒルのおもちゃ

 

エコキュートを新規設置(もしくは本体交換)した後、浴槽に溜めたお湯が青く感じる場合は以下のような原因が考えられます。

 

  • 光の反射で青く見える
  • 銅石鹸が生成されている

 

ここからは上記2点についての詳細をまとめているので、お風呂のお湯が青く見えることが気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

光の反射で青く見える

 

浴槽に溜めたお湯が全体的に青く見える場合、光の反射による錯覚である可能性が考えられます。

 

人の目に見える「可視光線」は7色(赤・オレンジ・黄色・黄緑・緑・青・紫)で構成されていますが、水は「青色のみ反射する」性質があるため青みがかって見えるのです。

 

同様の現象は海や湖などでも起こります。

(離れて見ると青色に見えますが、近くで見たりコップに掬ってみると無償透明です)

 

とくに浴槽の色が白やアイボリー系の場合は青色の発色を邪魔するものがないため、色付きの浴槽と比べて青みが強く感じるでしょう。

 

 

銅石鹸が生成されている

 

浴槽に溜めたお湯の水面に沿って青い線が出てくる場合、浴槽の中で銅石鹸が生成された可能性があります。

 

銅石鹸とは銅イオンと脂肪酸(皮脂や石鹸成分から出たもの)が化学反応を起こした際にできる物質です。

 

エコキュートなどの湯沸かし器の配管に銅が使われているケースでは、使い始めや水道水のpHが低い(酸性)場合などに銅が水中に溶けだすことがあります。

(お住まいの地域の水道管に銅が使われている場合も同様です)

 

銅石鹸は水に溶けないため浴槽の中や浴室の壁・床などに汚れとして出てしまいますが、人体に害はないので掃除をすれば問題はありません。

 

 

浴槽の青い汚れ「銅石鹸」とは?

青色を帯びた泡

※画像はイメージです。

 

お風呂のお湯が青くなっているのが光の反射によるものではなく、実際に青い汚れが付着している場合は銅石鹸が生成された可能性が非常に高いです。

 

とはいえ日常生活で「銅石鹸」という言葉を聞く機会はあまりないかもしれません。

 

ここからは銅石鹸がどんなものなのかについて、3つの観点(発生メカニズム・人体への影響・銅イオンが溶けだしやすい条件)から解説します。

 

 

銅石鹸が発生するメカニズム

 

銅石鹸とは銅イオンと脂肪酸が化学反応を起こした際に生成される不溶性の物質で、空気中の酸素や炭酸ガスと触れることで青くなる性質があります。

 

金属は水と接するとわずかに溶けてイオンを発生させるため、エコキュートなどの給湯器やお風呂までの配管に銅が使われている場合は水中に銅イオンが溶けだすことがあるのです。

 

くわえて浴室には人間の皮脂や石鹸に含まれる動物性油脂が大量にあるので、水中の銅イオンと脂肪酸が反応して銅石鹸ができやすい環境と言えるでしょう。

 

 

銅石鹸の人体への影響

 

浴室内に銅石鹸が発生したとしても人体に害はありません。

 

銅イオンの水質基準は1.0ppm(mg/L)以下ですが、給湯器などから溶け出す量は0.2~0.4ppm(mg/L)ほどです。(ただし0.2ppmでも銅石鹸は生成可能)

 

なお銅は食品にも含まれている栄養素の1つで、成人が1日に必要とする摂取量は3mgとされています。

 

 

銅イオンが溶けだしやすい条件

  • 水のpH値が著しく低い場合
  • 遊離残留塩素が高い場合
  • 水温が高い場合
  • 溶存二酸化炭素の濃度が高い場合

※いずれの場合も水質基準の1.0ppm(mg/L)を大きく超えることはありません。

 

銅で作られた配管に水を通すと銅イオンとなって溶け出しますが、水質・配管条件・水温・水の滞留時間などのより溶け出す量は異なります。

 

ただし水質基準として定められた量を大きく超えることはなく、健康に害はないのでご安心ください。

 

なお銅管内部が新しい場合は溶け出す量が比較的多くなるものの、通水時間が長くなるほど銅の表面に保護皮膜ができるため、数週間~数か月ほど経てば銅イオンの排出は少なくなるものです。

※水質・配管条件・水の滞留時間などによっては数年かかる場合もあります。

 

 

エコキュートの使用で青い汚れがついてしまったときの掃除方法

浴槽を掃除する人の手

 

銅石鹸による青い汚れが浴室内やタオルなどに付着してしてしまったらどうすればいいのでしょうか。

 

ここからは浴室内についた場合とタオルについた場合に分けて、青い汚れが付着したときの対応方法をご紹介します。

 

 

浴室内についた汚れを落とす場合

 

浴槽に銅石鹸による青い汚れがついてしまった場合は、市販の浴室用洗剤を使ってこまめに掃除を行いましょう。

 

おすすめの洗剤は(株)リンレイ製の『速攻湯アカ分解』や『ウルトラハードクリーナー(バス用)』などです。

 

上記のような市販の洗剤がない場合は、酢と塩を1:1で混ぜた溶液に浸したキッチンペーパーなどを青い汚れの上に貼り、30分ほど放置した後にスポンジで擦ってください。

 

 

 

タオルについた汚れを落とす場合

 

タオルなどの布製品に銅石鹸による青い汚れが付着した場合は、お酢をくわえたお湯に浸すことで脱色することが可能です。

 

70~80℃ほどの熱湯を用意し、お湯の量の約10%分のお酢を加えればつけ置き用の溶液が完成します。

 

ただし何度も繰り返すとタオルが黄色味を帯びてくることもあるので、その際は漂白剤を使用してください。

 

 

エコキュート使用中に銅石鹸を生成させないための工夫

シャワー

 

新しいエコキュートを使い始めたときになるべく銅石鹸を発生させないためには、浴槽や浴室の床・壁などについた汚れ(皮脂や石鹸成分)を放置しないことが重要です。

 

浴室内(とくに浴槽)に汚れを溜めないようにする工夫としては、以下の3つのような行動が挙げられます。

  • 石鹸ではなくボディーソープを使う
  • 浴槽のお湯は1晩以上放置しない
  • シャワーで石鹸を洗い流してから浴槽に浸かる

 

ここからは上記3つの工夫についてのポイントをまとめているので、銅石鹸の対策をしたい方はぜひ最後までチェックしてみてください。

 

 

石鹸ではなくボディーソープを使う

 

お風呂で石鹸を使用している場合は、ボディーソープに切り替えることで銅石鹸が生成されにくくなります。

 

固形の浴用石鹸や洗顔石鹸などに含まれる脂肪酸は銅イオンと反応しやすいのに比べ、合成界面活性剤で作られているボディーソープは銅イオンと反応しにくく、銅石鹸の生成による青い汚れが付きにくくなるからです。

 

とくに銅の配管に保護膜が形成されるまで(数週間~数か月ほど)は、お気に入りの固形石鹸ではなくボディーソープを使った方が浴室の掃除が楽になるでしょう。

 

 

浴槽のお湯は1晩以上放置しない

 

浴槽に残ったお湯は1晩以上放置せずに、毎日浴槽の栓を抜いて捨てましょう。

 

とくに銅の配管に保護膜が形成されるまで(数週間~数か月ほど)は、お風呂の残り湯を洗濯などに使わずに毎晩お湯を入れ替えることをおすすめします。

 

お湯を抜いた後は浴槽の底や壁に石鹸成分が残らないように、シャワーでしっかりと洗い流してください。

 

 

シャワーで石鹸を洗い流してから浴槽に浸かる

 

銅石鹸を浴槽で生成させないためには、お湯の中に脂肪酸(皮脂や石鹸成分など)を入れないことが重要なポイントです。

浴槽に入る前に身体を丁寧に洗い、シャワーで泡をしっかり落としてからお湯につかりましょう。

 

皮脂や石鹸成分が付着しているという点では、ボディタオルや泡立てネットが浴槽に入らないように注意してください。

 

 

まとめ

 

この記事ではお風呂のお湯が青く見えるときに考えられる理由と、銅石鹸の概要・掃除方法・発生させないための工夫をご紹介しました。

 

浴槽の中のお湯が青く見える原因は光の反射または銅石鹸の生成の2種類がありますが、どちらの場合も人体に害はないので問題なく入浴可能です。

 

銅石鹸の生成によりできた青い汚れは水に溶けない性質を持つため、お湯で流しても意味がありません。

 

青い汚れがついてしまった場合には浴室用洗剤などを使って、こまめに掃除するようにしましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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