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エコキュートは工事当日から使える?初めて使うときの手順を解説

当日はお風呂にはいれる?

 

エコキュートを設置するときには、かならず取り付け工事を行うが必要になります。

 

そのため「工事当日はお風呂に入れないのではないか」と心配させる方も多くいらっしゃいます。

 

しかし実際には工事当日からお風呂に入れるケースがほとんどです。

 

この記事ではエコキュートの工事当日からお風呂に入れる理由と、初めて使うときの手順について解説します。

 

 

 

エコキュートはなぜ工事当日から使用可能なのか

エコキュートはなぜ工事当日から使用可能なのか?

 

エコキュートの工事当日から入浴可能と聞いてもあまりピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこでここからは以下の流れで、当日から入浴できると判断する根拠をご紹介します。

 

  1. エコキュートの設置工事にかかる時間
  2. エコキュートの沸きまし時間の目安
  3. エコキュートは工事当日から入浴可能な理由

 

ここからは各ポイントについて詳しく解説していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

エコキュートの設置工事にかかる時間

新規設置

計2日(基礎工事1日+設置工事1日)

本体交換のみ

計1日(半日程度)

 

エコキュートを新しく設置する場合は基礎工事・配管工事・電気工事が必要になるため、すべての作業が完了するまでに計2日間かかるのが一般的です。

 

対して古いエコキュートを新品に交換する場合は、基礎工事などの作業を省くことができるため、約6~7時間程度で作業が完了します。

 

どちらのパターンにおいても、作業完了が早いほどお風呂に入れる時刻も早まります。

 

 

エコキュートの沸きまし時間の目安

パナソニック

温度

約80℃(使用時は加水して温度を下げる)

夏季

1時間に約60リットル(加水で約120リットル以上)

冬季

1時間に約50リットル(加水で約100リットル以上)

日立

温度

約40℃

夏季

1時間に約240リットル

冬季

1時間に約120リットル

東芝

温度

約42℃

夏季

1時間に130リットル

冬季

1時間に約90リットル

※タンク容量によって異なります。

 

上記の表には「エコキュートが1時間にどれくらいのお湯を準備できるのか」をメーカー公式サイトで確認できたものを記載しています。

 

記載している3メーカーの情報を参考に考えると、エコキュートはお風呂に適した温度のお湯を少なくとも1時間に約90リットル作れるようです。

 

とはいえ貯湯スピードはメーカーや機種ごとに異なるので、正確なスピードはご購入する製品のガイドブック等をご確認ください。

 

 

 

エコキュートは工事当日から入浴可能

 

一般的な家庭用ユニットバスの容量は180~200リットルです。

 

それに対してエコキュートは、少なく見積もって1時間に約90リットルのお湯を沸かすことができます。

 

そのため工事終了から運転を開始して、1時間もあればシャワーの分はまかなえますし、2時間もあれば浴槽にお湯はりも可能な量のお湯が貯まるでしょう。

 

ただし電気料金の安い夜間ではなく、日中に沸かすことになるので電気代は割高になることだけは注意が必要です。

 

 

エコキュートを初めて使うときの手順

 

  1. 貯湯タンクを満水にする
  2. ヒートポンプの空気を抜く
  3. エコキュートの電源を入れる
  4. 配管内の空気を抜く

 

エコキュートを初めて稼働させるときは、おおまかに上の4ステップを順番にクリアしなくてはいけません。

 

基本的には据付業者が設置後に試運転としてやってくれるケースが大半ですが、念のため手順をご紹介します。

 

なお今回は具体例としてパナソニック製のエコキュートの初回使用時の流れを掲載しているので、別メーカーのものを使っている場合は別途ご確認ください。

 

 

【STEP1】貯湯タンクを満水にする

  1. 排水栓を「閉」にする
  2. 給水元栓を「開」にする
  3. 逃がし弁レバーを上げる
  4. 排水口(排水配管)から水が出ることを確認する
  5. 逃がし弁レバーを下げる
  6. 混合水栓のお湯側を開き、水が出るのを確認して閉じる

 

まず初めに行うのは「空の状態の貯湯タンクに水を貯める」ことです。

 

上記に記載している手順でタンク内を水で満たします。

 

 

【STEP2】ヒートポンプの空気を抜く

  1. 水抜き栓(3ヵ所)を開く
  2. 水抜き栓(3ヵ所)を閉じる

 

貯湯タンクに水が貯まったら、ヒートポンプ内の空気を抜く作業をします。

 

具体的には水抜き栓を開けて、穴から水が出てくるのを確認したら、水抜き栓を閉めれば完了です。

 

 

【STEP3】エコキュートの電源を入れる

  1. 配線用しゃ断器(ブレーカー)を「入」にする
  2. 漏電しゃ断器を「入」にする

 

ヒートポンプの空気抜きが完了したら、エコキュートの電源をONにします。

 

上記のように配線用しゃ断器➝漏電しゃ断器の順に、「切」の状態から「入」に切り替えましょう。

 

 

【STEP4】配管内の空気を抜く

  1. 台所リモコンのメニュー/戻るを押して、決定を押す
  2. メニューの「その他」を選び、決定を押す
  3. ▲▼で「空気抜き」を選び、決定を押す
  4. 蛇口のお湯側を開き、連続的に水が出始めたら閉じる

 

エコキュートの電源が入ったら、リモコンを操作して配管内の空気を抜いていきます。

 

具体的な操作の流れは上に記載のとおりです。

(パナソニック製以外の場合は別途ご確認ください)

 

配管の空気抜きは約5分程度で完了し、最終的に蛇口のお湯側から水が出る状態になれば初期稼働は完了です。

 

 

まとめ

 

この記事ではエコキュートの工事当日からお風呂に入れる理由と、初めて使う際の作業手順についてご紹介しました。

 

基本的に設置工事完了から約2時間程度で、浴槽にお湯はりができるくらいのお湯が準備できるのでご安心ください。

 

「エコキュートの工事当日の入浴はできないかも」と思っていた方も、この記事を読んで不安の解消をしていただければ嬉しい限りです。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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