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エコキュートの修理はいくらかかる?費用と火災保険の使用可否を解説

「エコキュートの調子がおかしく故障かもしれないが、修理をお願いするといくらかかるのだろうか」

 

長年使ってきたエコキュートが突然故障してしまったら、このような疑問を持つ方も多いはずです。

 

そこでこの記事ではエコキュートの修理にかかる費用の目安と修理完了までの時間、修理費用に対して火災保険を使用できるかについて解説していきます。

 

 

エコキュートを修理するときにかかる料金の目安

 

エコキュートの一部が故障してしまった場合、修理費用はいくら必要になるのでしょうか?

 

ここからは給湯器販売・工事業者に修理を依頼する場合と、メーカーに修理を依頼する場合の費用の目安をご紹介します。

 

どちらにお願いするかで金額は少なからず変わりますので、ご家庭の状況に合った依頼先を見つけてください。

 

 

給湯器販売・工事業者に修理を依頼する時の料金目安

修理内容

目安となる料金

部分補修・部分交換

約0.8~7万円

ヒートポンプユニットの修理

約7.7〜22万円

 

エコキュートの修理にかかる料金は、劣化具合や症状にもよりますが、上記のようになっているケースが大半です。

 

耐用年数(約10年)に近い場合や、交換する部品がない場合など、修理をすることで逆に高額になってしまう場合は本体の買い替えを勧められることもあります。

 

どちらにせよ修理をする場合はメーカーではなく、最寄りの工事業者に相談してみましょう。

 

なぜなら工事業者の方が価格競争により(メーカーと比較して)割引率が高く、アフターフォローもしっかりしていることが多いからです。

 

 

メーカーに修理依頼する場合は比較的高額になるケースが多い

症状(状態)

修理概算料金(税込)

補足

電源が入らない
(漏電遮断器が上がらない)

15,400円~49,500円

お湯が沸かない・お湯が出ない
(タンクにお湯が貯まらない)

17,600円~49,500円

リモコンにエラー表示が出る場合は、下記をご参照願います。

ふろ自動運転しない

15,400円~49,500円

お風呂の湯はりができない

15,400円~49,500円

リモコンが点灯しない

20,900円~49,500円

水漏れ

15,400円~49,500円

水漏れの箇所や交換部品により金額は異なります。

C**などのエラーがリモコンに表示される

15,400円~64,900円

電気部品類交換の場合。

84,700円~171,600円

室外機ヒートポンプユニット内部の部品故障の場合で、部品交換が可能な場合。

H**などのエラーがリモコンに表示される

15,400円~64,900円

取扱説明・点検調整

8,800円~14,300円

部品交換を伴わない作業。

見積診断

6,930円~8,800円

引用元:三菱電機 三菱エコキュート 修理料金の目安 (mitsubishielectric.co.jp)

 

エコキュートの修理をメーカーに依頼するときの例として、ホームページに目安料金を掲載している三菱電機を取り上げました。

 

メーカーに依頼する場合は(距離によって)出張料がかかったり、工事を担当する業者を自分で選べないなどの弊害もあります。

 

とはいえエコキュートを製造しているのはメーカーなので、価格よりも安心感にこだわりたい方はメーカーへの修理依頼も検討してみてください。

 

 

エコキュートを修理するのにかかる時間

時計

 

ここからはエコキュートの修理を行う際にどのくらいの時間がかかるのかについて解説します。

 

エコキュートが故障した際に即日修理ができれば、修理にかかる時間は「数時間〜半日」程度で済みます。

 

ただし部品が取り寄せになる場合には、修理まで「数日〜2週間」ほどかかってしまうこともあるので注意が必要です。

 

修理の見積りを依頼をする場合は、完了までの目安をかならず聞いておきましょう。

 

 

エコキュートの修理費用が火災保険で保障されるケース

 

一般的にエコキュートは建物に付属した電気的設備として、屋外などに取り外しができないような形で設置されます。

 

そのためエコキュートは建物(の一部)として扱われ、故障の理由よっては火災保険の適用ができる場合もあるのです。

 

ここからは火災保険で保証対象になるケースと対象外になるケース、火災保険利用時に気を付けたいポイントについて解説します。

 

 

補償対象になるケース

故障の原因

具体例

火災

火災でエコキュート損害があった

落雷

落雷による過電流でエコキュートが故障した

風災

台風の強風でエコキュートが倒れて故障した

雪災

屋根からの落雪でエコキュートがつぶれた

雹災

雹(ひょう)によってエコキュートが破損した

水災

洪水や高潮でエコキュートが水につかり故障した

盗難

エコキュートが盗まれた

物体の落下・飛来・衝突

車が家に衝突してエコキュートが故障した

破損・汚損

子どもがボールで遊んでいてエコキュートにぶつけた

 

火災保険では、おもに上記のような原因で建物や家財に損害が発生した際に保険適用となる場合が多くあります。

 

ただし保険会社によっては基本補償とは別に、特約をつけて補償範囲を広げるケースもあるので、お手持ちの火災保険の保険証券をかならずチェックしてみてください。

 

 

エコキュートの故障の原因が火災保険の補償範囲内かどうかわからない場合は、保険の手続きをしてくれた代理店の担当者に確認をしておきましょう。

 

 

補償対象外になるケース

  •   経年劣化による故障
  •   地震によって損害が発生した場合
  •   水災の補償基準に満たない場合

 

火災保険は「不測かつ突発的な事故」が原因で住宅に発生した何らかの被害を補償するものであるため、経年劣化による故障はもちろん対象外です。

 

また火災保険に入っていても地震保険の付帯がない場合は、当然ながら地震によって生じた故障は対象外になります。

 

 

そして1番注意したいのは水災の支払い基準額に満たないケースで、下記の基準を満たさない場合は支払いの対象外になってしまいます。

 

  •   建物(家財)の保険価額に対して30%以上の損害を受けた場合
  •   「床上浸水」または「地盤面から45cmを超える浸水」によって損害が生じた場合

 

エコキュートに故障が発生した場合であっても、経年劣化・地震未付帯・水災の支払い基準に満たない場合は対象から外れてしまうので注意しましょう。

 

 

火災保険を使いたいときに気をつけるべきポイント

 

火災保険でエコキュートの修理費用を賄いたい場合は、かならず修理前に保険会社もしくは代理店に連絡を入れましょう。

 

とくに被害を証明するために、故障した部品の提示や撮影した写真を求められるケースが多いので、修理を行う箇所は事前に写真に撮っておくことをおすすめします。

 

修理を済ませた後に保険使用の申請しても、適用を拒否されたり、撤去した機器・部品を交換業者がすでに廃棄していて証拠写真を提出できなかったりするケースも多いのです。

 

火災保険を申請したい場合は必ず修理する前の故障個所を写真に撮って、保険会社または代理店に修理前に連絡して、火災保険を適用できるか確認してください。

 

 

まとめ

 

この記事ではエコキュートの修理にかかる費用の目安と修理完了までの時間、修理費用に対して火災保険を使用できるかについて解説しました。

 

エコキュートは故障部分の劣化具合や症状にもよりますが、1~22万円ほどの修理費用が必要になる可能性があります。

 

とくに耐用年数が近かったり、該当の部品が製造中止されていたりする場合などには、修理ではなくエコキュートの買い替えを勧められることもあるでしょう。

 

修理できる場合でもある程度まとまった金額が必要になりますが、場合によっては火災保険の補償対象になる可能性があります。

 

ただし火災保険の契約内容によっては対象とならない場合もあるため、保険の見直しのタイミングで代理店担当者にしっかり確認しておきましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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